歯石取り

〜 知ってるようで意外と知らない !? 歯石の常識・落とし穴 〜



知らないと怖い!歯石がもたらす歯の病気
歯石を取り除くには…? 歯石取りの基礎知識






知らないと怖い!歯石がもたらす歯の病気


歯石とは、歯垢と唾液中に含まれる成分(カルシウムやリン)が結びつくことによって形成される塊(石灰化)のことです。【下記:画像参考】

つまり、歯垢取り(歯石除去)を行わず、そほまま放置しておいた結果、生まれたものが《歯石》ということになりますが、この物質は非常に硬く、日々のブラッシング(歯磨き)で除去することは、まず不可能です。

※ ちなみに、歯肉縁より上に形成されたものは歯肉縁上歯石、一方、歯肉縁より下に形成されたものを歯肉縁下歯石と呼びます。



画像:歯石が帯状に付着

口の中で生息している細菌が、食べカスと混ざり合うことで生まれる粘ついた白っぽい粥状の物質が歯垢(しこう)≠ナあり、歯の表面や歯と歯茎の間に溜まります。

そのため、食後、ブラッシング前に口の中を鏡で覗けば、目視でも、たいてい数本の歯に付着しているのがわかるはずです。

しかし、この歯垢は歯石とは違い、柔らかい付着物であるため、丹念に歯を磨くことで除去することができます。




歯間や歯茎周辺に付着した歯垢は、2日も経つと徐々に石灰化が始まり、やがて硬い歯石に変わります。

一旦、歯石が形成されてしまうと、歯はざらつき、その溝に歯垢が付着しやすくなるため、ますます歯石が増えていく・・・といった悪循環に陥ってしまいますが、歯石そのものが歯に直接悪さを働くわけではありません。

では、なぜ、歯石取り(歯石除去)が必要なのか !?

それは、程度の差こそあれ、中高年の8割前後にみられる歯周病という歯の病気を予防するために必要なケアだからです。

歯石それ自体が歯周病を招くわけではありませんが、歯垢の格好の住みかを形成し、細菌を増殖させる歯を提供していることになります。

歯間や歯肉の溝に細菌が繁殖すると炎症が進み歯周病が悪化していくので、歯石取り(歯石除去)が大切であると言われる理由です。




症状が悪化すると、歯肉の内部にまで炎症が進むため、歯槽骨や歯根膜を破壊してしまい、歯で物を噛むという当たり前の行為ができなくなってしまう。

歯を支えている土台とも言うべき要素が破壊されていることから、歯そのものに問題(虫歯など)がなくとも、歯が抜け落ちてしまったり、最悪、抜かなければならない状況に迫られるケースも少なくない。

初期の歯周病にはほとんど自覚症状がないため、気付いていない人も多いが、中高年の8割前後は、程度の差こそあれ、この歯周病にかかっていると言われており、虫歯と同様、最もポピュラーな歯の病気のひとつとされている。


歯石を取り除くには…? 歯石取りの基礎知識


現在は、自宅で歯石取りができるような専門グッズなども販売されていますが、自己流の歯石除去はリスク(歯肉の損傷/歯石の取り残し…など)も高いようです。

そのため、歯石取りはできるだけ専門医(歯科衛生士)のいる歯科医院等で行うことをお勧めします。

※ 安全かつ効率よく歯垢・歯石取りを行うには、必ず資格を持っている歯科衛生士さんなどにお願いしましょう。無資格の歯科助手に任せているような歯科医院には要注意!




歯科医院で歯石取りを行う場合、通常、スケーラーと呼ばれる専用の医療器具を使いますが、各手法の特徴については以下のとおりです。


医師、歯科衛生士がスケーラーを手に持って直に歯石を取り除くため、機械とは異なり歯面の損傷が避けられる。
機械
超音波スケーラー
音波による振動を利用して効率よく歯石を取り除く機械。歯石を粉々に粉砕すると同時に、冷却水を噴射し歯石を洗い流す。エアースケーラーに比べ、歯石を取り除く効果は高いが、除石中の痛みは大きい。
エアースケーラー
超音波スケーラー同様、音波による振動を利用して効率よく歯石を取り除く機械。超音波スケーラーよりも振動が弱いため不快感が少ない。



■ 歯石 豆知識 ■

歯石が増えると口臭も増す !?


歯石そのものよりも、歯石や歯垢によって悪化した歯周病により不快な口臭を生み出すことがあります。

つまり、歯周病とは物が噛めなくなったり歯が抜け落ちるだけでなく、口臭にも影響を及ぼす病気なのですが、その臭いのもとになるのが歯周ポケットと呼ばれる空間です。

歯周ポケットは、個々の歯と歯肉の境目の溝に当たる部分ですが、その溝に歯垢や歯石がたまると歯周ポケットはどんどん広がり深くなっていきます。

すると、その溝に硫黄のような悪臭を放つ硫化水素やメチルメルカプタンといった揮発性の硫化物が蓄積していくため、不快な口臭を生み出す原因となるのです。

初期の歯周病には自覚症状がないケースも少なくありませんが、歯周病はとても怖い歯の病気のひとつです。

不快な口臭も周囲に迷惑を掛けますが、健康な歯を維持するためにも、定期的なメンテナンス(歯垢・歯石除去)が必要です。

※ 歯垢や歯石は一度取り除けばおしまい!と言うわけにもいきません。個人差もありますが、半年〜1年に1回程度、定期的に行うのが良いと言われています。





歯や歯根についた歯垢や硬くなった歯石を除去する際に使用される専用の器具がスケーラーと呼ばれる医療用具でその先端の形状によって、いくつかタイプがあります。


・鎌型 ・やすり型
・鍬型 ・のみ型 …等


スケーラーには、大きく手用と機械を用いる方法に分けられますが、手用スケーラーであれば、楽天市場などでも手頃な値段で購入することが可能です。

しかし、素人が手用スケーラーを使って歯石取りを行うと何かとトラブル(歯茎を傷つける/歯のエナメル質まで削ってしまう…など)も多いようなので、歯石が気になる方は、自己処理よりも、専門医(歯科医師や歯科衛生士)に除去してもらった方が賢明かもしれません。







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