口唇ヘルペスとは、唇やその周囲に発症するウイルス性の皮膚疾患です。
口唇ヘルペスの病原体は感染力が強く、大人になってから発症すると、症状も比較的、重くなりがち(特に初感染)なので、早めに治療を行うことがとても大切です。
そこで、口唇ヘルペスとはいったいどんな特徴をもった疾患であるのかを、写真(画像)を交えながら説明していくので参考にしてみて下さい。

【写真 画像.T】は、ちょうど上唇の一部にポツポツとした複数の小水疱(中には多量のウイルスが含まれています)がみられ、その周囲は赤みを帯びた腫れが確認できます。
これが典型的な口唇ヘルペスの症状です。
口唇ヘルペスを発症する際には、個人差もありますが、大抵予兆があり、唇やその周囲の皮膚にピリピリとした痛みやむず痒さを伴います。
※ あご下のリンパ節に腫れなどが見られる人もいます。 |
写真 画像.T

口唇ヘルペス
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その後、感染部位の一部が腫れ、痛みが増すとともに、やがて数ミリ程度の水泡(水ぶくれ)ができ始めるので、【写真 画像.T】は、口唇ヘルペスの進行が中期に入っていることを示しています。
一方、【写真 画像.U】は下唇に発症した口唇ヘルペスですが、こちらも【写真 画像.T】と同様、唇の周囲に複数の水泡が確認できるはずです。
写真 画像.U

口唇ヘルペス
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これらの症状は、日が経つごとに自然と治まり、水泡もかさぶたとなって剥がれ落ちるので、やがて何事もなかったような状態へと戻りますが、大人になってから初めて発症したような人は、激しい痛みのほか、発熱や頭痛、あるいは全身の倦怠感等の重い症状が現れるケースもあり、決して侮れない疾患といえるでしょう。
※ 稀にヘルペス脳炎を起こすこともあります。 |

口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)と呼ばれるウイルスが原因で起こる疾患で、主に接触感染によってうつります。
※ 単純ヘルペスウイルスは、1型(主に口唇ヘルペスの原因)、2型(主に性器ヘルペスの原因)に分かれますが、フェラチオなどをする性交渉が増えたため、1型を原因とした性器ヘルペスも増えているようです。
しかし、このウイルスは感染力が強く、直接的な接触感染以外にも、ヘルペスウイルス感染者が使用したタオルやコップ等の食器類の使い回しを介して感染することもあり、その感染経路を特定するのは難しいのが現状です。
また、単純ヘルペスウイルスに一度感染すると、神経節という神経の一部に潜伏する性質をもっているため、現在の医学では、たとえ治療を行っても体内から完全に排除することはできません。
そのため、再発(病気や疲労などによって免疫力が低下していると潜伏していたウイルスが暴れだします)を繰り返すことが多く、口唇ヘルペス患者にとって大きな悩みの種となっています。
口唇ヘルペスは、病原体である単純ヘルペスウイルス(HSV)の増殖を抑える抗ウイルス薬を使った薬物療法が一般的です。
この薬物療法には、大きく2つ飲み薬による治療≠ニ外用薬による治療に分かれます(症状に応じて併用(場合によっては点滴)する場合もある)が、服用タイプの治療薬は医師の処方が必要なので、通常は病院(皮膚科など)で治療を行うことになります。
※ ただし、個人輸入という形をとれば海外で販売されている抗ウイルス薬を入手することは可能です(個人的には、あまりおススメできませんが…)。

口唇ヘルペスの病原体である単純ヘルペスウイルスが神経節に潜伏している場合(潜伏期)は効果がありませんが、皮膚や粘膜で暴れ始めたウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬には次のようなものがあります。
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製品名
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有効成分
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治療
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用法
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| バルトレックス |
塩酸バラシクロビル |
錠剤
顆粒
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錠剤(塩酸バラシクロビル500mg)を1日2回服用。 |
| ゾビラックス |
アシクロビル |
錠剤
顆粒
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錠剤(アシクロビル200mg)を1日5回服用。 |
※ 状況により用量用法が異なってくるので、必ず医師の指導に従ってください。
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頻繁に再発を繰り返すような人は、早め早めに治療(【写真 画像.TU】で紹介したような水泡ができる前の段階(つまり、唇やその周囲の皮膚がピリピリし始めた頃))を行った方が、重症化しにくいといわれています。

口唇ヘルペスに有効とされる治療薬には飲み薬のほか、軟膏(クリーム)タイプの外用薬などもあります。
病院で治療される場合は、ゾビラックス軟膏やアラセナA軟膏などが処方されますが、2007年、スイッチOTC(右記:豆知識参考)の口唇ヘルペス治療薬として『ヘルペシア軟膏(大正製薬)』や『アクチビア軟膏(グラクソ・スミスクライン)』などが市販薬として発売(ただし、薬事法改正により、ネット通販は現在不可!)されています。
※ 初感染者は自己治療を始める前に、一度、医師による診断を受けた方がよいでしょう。 |
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L-リジン
いままで医療機関でしか処方が認められていなかった医療用医薬品のうち、近隣のドラッグストア等で購入できるようになった医薬品のことをスイッチOTC(Over The Counterの略)*と呼びます。
※ 薬品の濃度や種類やによっては、当分の間、薬剤師のいるドラッグストア等でしか取扱が認められていない薬品もあります。
スイッチOTC薬として販売が許可されている医薬品は、副作用が少なく安全性の高いものに限られますが、医療の現場で実際に使われている効果の高い薬が市販薬にも配合されているので高い治療効果が期待できます。
ただし、スイッチOTC薬の中には、治療効果が高い分、副作用等のリスクも高くなる傾向にある(医療用医薬品の中では副作用が少なくとも、他の市販薬に比べると副作用等のリスクは高くなります)ので、使用の際には用量用法を守り、症状が改善しない場合は、速やかに専門医に相談するようにすることが大切です。
ちなみに、口唇ヘルペス治療薬である「ヘルペシア軟膏(大正製薬)」や「アクチビア軟膏(グラクソ・スミスクライン)」は、薬事法改正により、平成21年6月1日以降、ネット通販で購入することができなくなっています。 |


アブレバ

郵送性病検査サービス業者としては比較的有名な(株)ヒューマンサポートが提供する性病検査キットが『セルシーフィット』です。
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