
バルトレックスとは、塩酸バラシクロビルを主成分とした抗ウイルス薬で、主に単純ヘルペスウイルスを原因とした性器ヘルペスの再発抑制や水痘・帯状疱疹ウイルスを原因とした水痘(水ぼうそう)、帯状疱疹の症状が出た場合の治療薬としてよく用いられます。
バルトレックスのような服用タイプの抗ウイルス薬は、国内では市販されていないので、医師の指導に従い治療を続けていれば、薬の副作用については特に心配する必要はありませんが、中には個人輸入代行業者(詳細は事項で説明)を介して海外で発売されている国内未承認のバルトレックスをこっそりと購入されている方もいるようなので、そのような方はバルトレックスの副作用について押えておく必要があるでしょう。

バルトレックスを服用したことによって起こりうる副作用は、主に次のような症状が挙げられます。

バルトレックスは、比較的、副作用の少ない抗ウイルス薬であると言われていますが、稀に次のような重い症状が現れることもあるので注意が必要です。

急性腎不全(吐き気、血尿、頻尿 …など) 痙攣 間質性肺炎(から咳、息苦しさ …など) 昏睡 アナフィラキシー(じんましん、息苦しさ …など) 血小板の減少 …など |
特に高齢者や妊婦、腎臓疾患のある方、あるいは、薬の飲み合わせ(テオドール錠(喘息薬)、タガメット錠(胃薬)など)によっては、バルトレックスを服用することで副作用等のリスクが高まる恐れがあることから、該当するような方は、必ず医師の指導の下で治療に専念して下さい。

バルトレックスのような抗ウイルス薬や、クラミジアの治療薬として使用されるジスロマックような飲み薬タイプの抗生物質は、市販薬として購入することは出来ません。
これらの薬品が市販されていない理由は、現在市販されている薬品よりも、正しい用法と用量で使用しなければ効果がなかったり、起こりうる副作用等の危険が懸念されていることが大きく関係しています。
そのため、万が一、服用したことによって起こりうる危険(副作用)に対して適切に対処できる医師の指導の下、処方される薬品に指定されているので、個人的には市販薬として認められていないような抗ウイルス薬を個人輸入することはあまりおススメできません。
しかし、海外の医薬品や化粧品等を営業目的ではなく、個人(あなた自身)で使用することを目的とした国内への持込は違法とはなっていません。
そのため、インターネットが普及した現在では、病院で治療するのは抵抗がある(バルトレックスは性器ヘルペスの治療薬としても広く使用される)といった方々が、個人輸入代行業者を介して、購入されている方もいるようですが、医師の指導を受けずに服用タイプの薬品を個人輸入するような場合には、特に注意しなければならない事項があるので、下記に示す主な注意点を参考にするなどして、改めてじっくりと検討することが大切です。

購入金額によっては関税(海外から輸入する際に課せられる税金)が発生する!
個人輸入代行では商品の発送先が勤務先や事業所では認められない場合もあり、自宅発送しか認めていない代行業者もある!
医師の処方を受けず、自身の判断でバルトレックス等の医薬品を個人輸入した場合、服用したことによる副作用はすべて自己責任となる!
クーリングオフの適用はない!
個人輸入代行業者に対し、薬品(効果・副作用など)に関する説明を求めても薬事法の規定により答えてもらえない!(つまりバルトレックスに関する知識は、すべて自分で情報収集しなければならない) |
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性器ヘルペスは治らない !?
通常、性器ヘルペスの治療には、バルトレックスをはじめ以下に挙げるような抗ウイルス薬が処方されます。
※ 主に飲み薬、塗り薬として処方されますが、ヘルペスの症状(痛みや発熱がひどい…等)によっては点滴治療が試みられることもあります。
・バルトレックス(錠剤)
・ゾビラックス(錠剤)
・ビダラビン(軟膏) |
ところが、これらの治療薬はウイルスの増殖を抑え症状を軽くすることはできても、一度、体内に潜伏してしまったヘルペスウイルスを死滅させる効果はありません。
つまり、現在の医学ではヘルペスウイルスを体内から完全に消滅させる特効薬はない!ということになります。
そのため、抗ウイルス薬の服用や軟膏を塗布することで性器ヘルペスの症状を軽くしたり、治療期間を短くすることはできますが、一度、性器ヘルペスに感染してしまった方の再発率が高い理由はこの辺りにあります。
自宅用性病検査キットとは?
病院で検査するのはちょっと抵抗がある…という方に最適な性病検査サービスのことです。
自宅に居ながら(血液などを自己採取後、ポストに投函)誰にも知られずこっそりと検査ができるため、性病感染の疑いがあるなら、まずはこの手のサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
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