いんきんたむし 【写真画像】

〜 知らないと怖い!インキンタムシの常識・落とし穴 〜



写真(画像)で学ぶ!いんきんたむしの症状と基礎知識
コレだけは押さえる!いんきんたむしの治療法(治療薬)



写真(画像)で学ぶ!いんきんたむしの症状と基礎知識


ここではいんきんたむし≠フ特徴を、写真(画像)を交えながら説明していきますが、まずはいんきんたむしの原因について軽く触れておきます。

いんきんたむしとは白癬菌(はくせんきん)≠ニいう真菌(糸状のカビ)の一種が、股の付け根やその周辺部の皮膚(しり、もも…など)に感染する疾患のことで、医学の世界では股部白癬(こぶはくせん)≠ニいう用語が用いられています。

あまり知られていませんが、いんきんたむしの原因菌とされる白癬菌は、足に寄生する水虫などと同じ真菌です。

世間一般では、「水虫=足」というイメージが定着していますが、白癬菌はなにも足だけに寄生する菌ではありません。

他のカビと同様、ジメジメした環境を好むため、特に熱がこもり高温多湿になりやすい足の指や股(指と指の間)に住み着きやすというだけで、足以外にも陰股部をはじめ、手や頭部にも寄生し、その寄生した場所によって病名が異なってくるということを、まずは押さえておきましょう。


足白癬(いわゆる水虫)
爪(手 or 足) 爪白癬(いわゆる水虫)
頭部 頭部白癬(シラクモ)
陰股部 股部白癬(インキンタムシ)
身体全般 体部白癬(ゼニタムシ)




いんきんたむしは陰股部に発症する疾患なので、場所が場所だけに他人には相談しづらい、病院には足を運びづらい……といった現状があります。

そのため、症状がどんどん進行してしまったり、誤った治療(実はいんきんたむしではなかった…など)により症状が悪化してしまうケースも少なくないようです。

そこで、これだけは最低限押さえておいてほしい、いんきんたむしの特徴を(画像)を交えながらまとめておきます。

いんきんたむしは、主に性器周辺部の皮膚から発症しやすく、痒みを伴う(通常は股間周辺部にも痒みを伴う)のが大きな特徴です。

※ 陰嚢(いんのう)は皮膚の角質層が薄いため白癬菌は感染しにくいと考えられています。したがって、陰嚢だけが激しい痒みをもっている場合は、いんきんたむし以外の疾患を疑ってみる必要がありそうです。

いんきんたむしが陰股部に発症すると、写真 画像.T】のように赤くポツポツとした発疹や水泡が現れ、その症状が徐々に円形状に広がりをみせ縁が盛り上がっていき、周辺部の皮が剥けることもあります。

また、いんきんたむしに感染している方は、足に水虫が発症していることが多い、体温が上がり患部が熱を持つと痒みが増す… というのも典型的な特徴です。
写真 画像.T



いんきんたむし(股部)


写真 画像.U



いんきんたむし(臀部)
ちなみに写真 画像.U】は、臀部(おしり)に発症したいんきんたむしですが、場所が場所だけに目視では他の皮膚病と区別が付きにくいケースも少なくなりません。

しかし、いんきんたむしを放置して、掻きむしっていると色素沈着を起こす原因にもなるので、できるだけ早く疾患の原因を特定し、治療に専念することが大切です。


なお、いんきんたむしは、従来、若い男性(20〜30代)を中心とした疾患であるといわれてきましたが、近年は、女性や高齢者にも増えているようなので、私は女性だからいんきんたむしであるはずがない!といった自己判断は危険です。

※ 女性の間でいんきんたむしが増えている理由のひとつとして指摘されているのが、パンストやレギンス(スパッツ)です。これらの衣類を長時間履き続けていると陰部が蒸れやすく白癬菌が繁殖しやすい環境が整ってしまいます。


コレだけは押さえる!いんきんたむしの治療法(治療薬)


白癬菌が股部に感染した疾患をいんきんたむし(股部白癬)≠ニ呼びますが、角質の厚い足に比べ、股周辺部は皮膚の薄い部位なので、早期治療を行えば比較的完治も早いといわれています。

ただ1点問題があるとしたら、あなたの股部に発症した疾患が本当にいんきんたむし≠ネのかということです。

先にも軽く触れましたが、いんきんたむしとは患部に白癬菌が必ず寄生しているはずなので、もし仮に患部にこの真菌が存在しない場合は、他の皮膚病であることが考えられます。

そのため、いんきんたむし以外の皮膚病に対し、いんきんたむし用の薬を使い続けても症状が改善することはありません。

それどころか、最近はスイッチOTC【右記:雑学参考】と呼ばれる作用の強い治療薬も市販されており、場合によっては症状が悪化してしまう恐れがあるので自己治療される方は、くれぐれも注意してください。




爪や頭部に感染した水虫は別として、他の部位に発症した水虫であれば、基本的に外用薬を使った治療が中心となります。

そのため、あなたの股部の疾患が白癬菌によるいんきんたむしならば、最近は作用の強い水虫薬(第一三共ヘルスケアの『ウィンダム』など)も市販されているので、自己治療も可能です。

※ 一般的に、液状やパウダータイプのものよりも、クリームや軟膏系の治療薬の方が効き目があるとされています(ただし、べたつき感がある)。

一方、医療機関でも外用薬による治療(場合によっては紫外線治療なども併用されています)が試みられますが、医療機関では、個々の症状に最適な抗真菌剤が使用されるので、市販薬よりも完治は早いようです。

また、白癬菌は死滅させることが治療を行う上での重要ポイントなので、痒みが治まったからといってすぐに治療を止めるのではなく、数ヶ月間(2〜4ヶ月程度)は継続して治療し続けることが大切です。

※ 治療を止めるその時期の見極めが素人には難しいので、できれば専門医に診てもらいながら治療を続けた方が賢明です。(皮膚科では感染していると思われる患部の皮膚を採取し、顕微鏡で検査することで白癬菌の確認をします)





■ 水虫 豆知識 ■

水虫は家庭内感染が多い !?


日本人の10人に1人は水虫に感染しているといわれていますが、水虫の原因とされる白癬菌は他人に感染する真菌でもあるので、その点がどうやら水虫患者の増加につながっているようです。

一つ屋根の下で暮らしている家族のうち、誰かひとりでも水虫に侵されていると、他の家族が知らず知らずのうちに、この白癬菌に侵され、足水虫や爪水虫、あるいはいんきんたむしになるケースも少なくありません。



・履物の共用
・バスマット
・爪きりによる残爪


白癬菌は、ケラチンと呼ばれるタンパク質を餌にし寄生していますが、入浴中に洗ったくらいでは除去できるものでもないので、早期発見・治療が何よりも大切です。




スイッチOTC薬って何?


いままで医療機関でしか処方が認められていなかった医療用医薬品のうち、近隣のドラッグストア等で購入できるようになった医薬品をスイッチOTC(Over The Counterの略)*と呼びます。

スイッチOTC薬として販売が許可されている医薬品は、副作用が少なく安全性の高いものに限られますが、医療の現場で実際に使われている効果の高い薬が市販薬にも配合されているので高い治療効果が期待できます。

ただし、スイッチOTC薬は、治療効果が高い分、副作用等のリスクも高くなる傾向にある(医療用医薬品の中では副作用が少なくとも、他の市販薬に比べると副作用等のリスクは高くなります)ので、使用の際には注意が必要です。

ちなみに、いんきんたむしに効果があるスイッチOTC薬ブランドとしては、ラノコナゾール配合の『ウィンダム(第一三共ヘルスケア)』シリーズや、塩酸テルビナフィンが配合されている『ラミシール(ノバルティスファーマ)』シリーズが有名です。









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