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読んで字のごとく、年を重ねると気になりはじめる加齢臭・・・

ニオイはもちろん、その言葉さえも、なんとなく不快な印象を受けてしまう、世の中高年が抱える悩みの種ですが、そのメカニズムや特有のニオイについては、実はあまりよく知らないという人も多いのではないでしょうか。

また、加齢臭=オヤジ臭というイメージも強いせいか、私には関係ない悩みと勘違いしている女性も少なからずいるようですが、加齢臭は男性特有の体臭というわけではありません。

加齢臭の特徴つまり、女性にも加齢臭はあるので、単にあなたが気付かないだけで、知らず知らずのうちに不快なニオイを振りまいている・・・ということも十分考えられるのです(ただし、男性に比べるとニオイを強く感じないというのは事実のようで、その理由については後ほど説明します)。

近年は加齢臭予防・対策を目的とした商品開発に力を注いているメーカーも増えているので、加齢臭が気になり出す年代に突入したという方は、その発生メカニズムや特徴を理解した上で、不快なニオイを発しにくい体作りを目指してみるのも良いかもしれません。



加齢臭が発生する仕組みを知ろう!

中高年の男性の体から漂ってくる、あのなんとも表現しがたいニオイ、いわゆる〝オヤジ臭〟と呼ばれるニオイについて研究を続けていた資生堂が、そのニオイの元となる物質を発見し、加齢臭と命名したのは、2000年12月のことです。

以来、オヤジ臭に代わって、加齢臭という言葉が定着しつつありますが、ネーミングの移り変わりはともかく、中高年特有のニオイの正体が特定できたことは大きな一歩といえるでしょう。

なぜなら、ニオイの元が分かれば、予防策や解決策に向けての研究が進められるからです。

では、資生堂の研究チームが発見し名付けた加齢臭は、いったいどのような仕組みで発生するのか・・・

まずは、その原因やニオイの発生メカニズムについて説明していきましょう!

そもそも、体から発するニオイという意味では、汗臭さも加齢臭(オヤジ臭)も同じ体臭の一種ですが、加齢臭は汗臭さとは異なる性質の体臭ということになります。

もう少し分かりやすく両者の違いについて説明すると、人の皮膚下には複数の外分泌腺(エクリン腺、皮脂腺、アポクリン腺、涙腺、唾液腺など)があり、それぞれの器官(導管)を通して不要な物質を体外に排出する機能がありますが、汗臭さや加齢臭が異なる体臭だとする一番の理由は、ニオイを生成する元となる分泌液の排出器官が異なるからです。

つまり、運動などをした後に発する汗臭さは、エクリン線という汗腺から排出された分泌液(大半%は水分で、塩分や尿素、アンモニアなどを微量に含む)が、皮膚表面に棲む常在菌と混じり合い、汗が分解されることによって発生する体臭のことですが、加齢臭は、エクリン線ではなく、主に皮脂腺とよばれる器官から排出される分泌液(主にトリグリセライド、脂肪酸、ワックス、スクワレインなどで構成)が元になって生成され
ます。

※補足:ワキガは脇の下などに集中するアポクリン腺から排出される分泌液が常在菌によって分解されることで発生する体臭
汗臭さと加齢臭の違い
しかし、ここでひとつ疑問が生じます。

加齢臭が皮脂腺から排出される分泌液が元になるというのであれば、中高年に限らず、若年層からも、オヤジ臭がニオッてきても良さそうなものです。

にもかかわらず、思春期ニキビ(皮脂腺からの分泌液が主な原因)などで悩んでいる皮脂腺からの分泌が盛んな若年層(10~20台)から、あまりオヤジ臭を感じないのはなぜか・・・

それは、加齢臭の元になる分泌液の成分に違いがあるからです。

先にも説明したように、皮脂腺から排出される分泌液には、トリグリセライドをはじめとした様々な成分が含まれていますが、その内のひとつである脂肪酸が加齢臭の元凶ということが判明しました。

しかし、脂肪酸といっても加齢臭の元になるのは〝9-ヘキサデセン酸〟と呼ばれる物質です。

この9-ヘキサデセン酸は、若い人の皮脂にはほとんど含まれていませんが、年を重なると分泌されるという特徴がみられ、その分泌時期というのが、ちょうどオヤジと呼ばれる中高年世代(40歳前後)に増加するようです。

加齢臭のメカニズムでは、この9-ヘキサデセン酸と呼ばれる脂肪酸の一種が臭うのかというと、実はそうではなく、9-ヘキサデセン酸自体は無臭です。

つまり、加齢臭とは加齢による皮脂成分の変化が原因で起こる体臭ですが、その正体は皮脂腺から排出される分泌液に含まれる〝9-ヘキサデセン酸〟という脂肪酸が過酸化脂質(活性酸素によって酸化された脂質のこと)によって酸化・分解が促進されてしまった結果、生成される〝ノネナール〟と呼ばれるにおい物質が原因の体臭ということになります。

※補足:ノネナールは資生堂の研究員が初めて解明(1999年)した成分で、同社の登録商標になっています。

ちなみに、この加齢臭の発生メカニズムは、男女共通なので、女性も男性と同様のニオイを発しますが、冒頭でも説明したように女性は男性に比べると、そのニオイが強くない(または、ニオイを感じる年齢が遅い)ようです。

それは、なぜか・・・

その一番の理由は〝女性ホルモン〟にあると言われています。

というのは、女性ホルモンには酸化を抑制する働きがあるため、男性に比べると脂肪酸の酸化・分解を防いでくれることから、加齢臭が発生しにくいというのです。

しかし、女性ホルモンは徐々に減っていくので、男性よりも加齢臭のニオイを自覚するのは遅れるものの、年を重ねれば、しだいに男性と同じように加齢臭のニオイが強くなっていく(特に閉経後や50代以降)傾向が強いようです。

加齢臭はどんなニオイがするの?

では、加齢臭はいったいどんなニオイのする体臭なのか・・・!?

その点が最も気になるところですが、形のないニオイについて言葉で説明するのは非常に難しいものです。

一般的には、下記に示すような食べ物や製品を例に挙げて、加齢臭特有のニオイについて説明しようとしますが、こうしてみると、その例は様々で、人のニオイに対する感じ方は個人差が大きいことが見てとれます。
チェックブルーチーズチェック古くなったバターチェック数日経った天ぷら油チェック古くなった化粧品チェックロウソクチェック古本チェックなんとなく青臭い(油臭い)…etc
しかし、一部の例を除くと、概ね〝古くなった〟という点で共通しており、なんとなく饐えたような酸っぱいニオイを感じる汗臭さとは、やはり異なるようです。

※補足情報:運動後にかく汗は乳酸を含むため、放置しておくと、酸っぱいニオイに変化することがあります。



自分の体臭を確かめる方法

良くも悪くも、嗅覚は順応しやすい(つまり、慣れ)という特徴があるため、毎日、嗅ぎ続けている自分の体臭には気付きにくいものです。

また、体臭自体、非常にデリケートな問題なので、他人の体から発するニオイに不快さを感じても、相手を気遣って、口に出して直接指摘するような人はあまりいません。

そのため、ニオイの程度によっては、自分の体から発する体臭に加齢臭が混じっているかどうかの有無を、自ら判断するのは難しい場合もありますが、かといって、ニオイを客観的に数値化してくれる臭気測定器などを購入するというのも、あまり現実的ではありません(理由:驚くほど高額なため、気軽に買えるような製品ではない…)。

しかし、自分の体臭レベルをチェックする方法が、まったくないわけではありません。

というわけで、最後に体のニオイが気になったとき、誰でも簡単にチェックすることができる方法をいくつか挙げておくので、最近、体臭が少し気になってきたという中高年の方は、一度、試してみてはいかがでしょうか。
臭気測定器
チェック就寝時に使用している枕のニオイを起床時に嗅いでみる

チェック洗濯せずに一日放っておいた衣類(パジャマなど)のニオイを嗅いでみる

チェック丸一日帽子をかぶって生活し、ニオイを嗅いでみる

チェック特にニオイが強いといわれる部位(耳の後ろ、首周り、胸、脇、頭皮など)の皮膚を指でこすり(ティッシュなどで強めに拭き取る)、ニオイを嗅いでみる
近年は加齢臭解消・予防を目的とした商品も多数販売されているので、なんとなく加齢臭のニオイがしていそうで気になるという方は、市販の加齢臭対策グッズを、試してみるのも良いかもしれません。