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C型肝炎やエイズウイルスよりも感染力が強いうえに、これまで国内ではあまり見られなかったジェノタイプ(遺伝子型)のB型肝炎ウイルス(HBV)感染者が、近年、増えているといった報告もあり、不特定多数の異性・同性と関係(特に風俗店やコンドーム未使用など)のある方は、一般の人に比べると、HBVに感染する可能性が高くなります。

※補足:B型肝炎ウイルスは、遺伝子配列の違いによって8つのタイプ(A型~H型)に分類されます。国内では、これまで成人になってから初感染しても慢性化することが少ないと考えられている一過性感染の〝ジェノタイプC〟が大半でしたが、近年、海外で多い慢性化することも珍しくはない〝ジェノタイプA〟ウイルスが、性行為などを介して国内でも増えているようです。

しかし、B型肝炎やC型肝炎といった病名くらいは知っていても、肝炎ウイルスに感染すると、具体的にどんな症状が現れるのかまではよく知らないという人が多いのではないでしょうか。

hbv-1特に慢性化したウイルス性肝炎は、重い病気(肝硬変、肝ガンなど)を発症したり、最悪の場合、死に至るケースもあるため、感染者が治療せずに放置しておくことは危険です。

そこで、B型肝炎ウイルスに感染すると、その後、どんなことが起こるのか?

これだけは押えておきたいB型肝炎ウイルスの潜伏期間や初期症状の基礎知識についてまとめておきます。



B型肝炎ウイルスの潜伏期間

B型肝炎ウイルス(HBV)は、主に人の血液や体液を介してうつる感染症ですが、HBVに感染したからといって、直ぐに肝炎を引き起こすわけではありません。

つまり、ウイルスが体内に侵入してから、そのウイルスが異物と見なされ、排除しようとHBVに感染した肝細胞を攻撃し始めるまでには、しばらく時間がかかるということです。

※補足:HBV自体に肝臓にダメージを与えるような毒性があるわけではありません。ウイルスを異物と見なした免疫反応によって、肝細胞が攻撃され続けた結果、肝炎を引き起こします。

hbv-4一般には、このタイムラグを〝潜伏期間〟と呼びますが、HBVの潜伏期間は、やや長めとは言われているものの、1ヵ月から最大6ヵ月ほどになるとされ、その期間の幅は広く、個人差が大きいようです。

※参考:HP「厚生労働省検疫所FORTH」によると、HBVの潜伏期間は平均90日(ただし、30~180日の幅あり)。

また、HBVの潜伏期間は感染経路や条件によっても変わってくるため、そういった点を考慮すると、感染した可能性があると思われる日から、半年程度は油断できないことになります(つまり、2~3ヵ月経っても何ら自覚症状がないからといって、安心することはできない!)。
潜伏期間の長さに影響する主な条件
チェック性行為よりも、体に直接血液が入ってくるような行為(輸血など)ほど、潜伏期間は短い…

チェックウイルスの量が多ければ多いほど、潜伏期間は短い…

チェックジェノタイプの種類によって、進行の早さが異なる…

※注:あくまで、そのような傾向が見られるというだけで、個人差があります。

B型肝炎の初期症状【一過性感染 編】

先に説明した通り、B型肝炎ウイルス(HBV)に感染すると、一定の潜伏期間を経て発病しますが、感染者が皆同じような症状を訴えるわけではありません。

潜伏期間と同様、個人差があるため、一様に初期症状は○○だ!と断言することはできませんが、一般に患者に現れやすい症状や特徴というものはあるので、参考までに典型的な初期症状についてまとめておきましょう。

まず最初に押えておいてほしいことは、HBVに感染すると〝一過性感染〟と〝持続感染〟とに分かれるということです。
一過性感染 HBVに感染しても、一時的な感染症で終わってしまうタイプ。成人がウイルスに初感染した場合、大半は一過性感染で治癒してしまうが、エイズウイルスなどによって免疫機能が低下していたり、外来種(主にジェノタイプA)のHBVに感染してしまうと、持続感染するリスクが高まる。
持続感染 ほぼ生涯に渡って体内にウイルスを持ち続けるタイプ。これまで国内では母子感染や免疫機能が未熟な乳幼児期(特に3歳以下の子供が感染すると持続感染を起こしやすいとか…)に感染してしまうケースが多いとされてきたが、近年は外来種のウイルスにより、成人でも持続感染してしまう患者が増えている。
hbv-3一過性感染は、さらに〝急性肝炎〟と〝不顕性肝炎〟とに分類されますが、感染してもほとんど自覚症状がないまま、ウイルスが体内から排除され、治癒してしまう不顕性肝炎に対し、急性肝炎は発症すると様々な症状が現れます。

※補足:急性・不顕性、いずれも症状が治まった後は、体内からウイルスが排除されますが、一部、治癒後も僅かながらウイルスが肝臓に残ってしまう場合がある(ただし、健康上の心配はないと考えられている)ということが、近年の研究で分かってきました。

参考までに急性B型肝炎の典型的な初期症状を挙げておきますが、症状を見る限りでは、基本的に風邪に似た症状が現れるのが特徴と言えるでしょう。
急性B型肝炎の主な特徴
体の免疫機能により、HBVが感染した肝細胞を異物と見なし攻撃が始まると、肝臓が炎症を起こし、主に次のような初期症状が現れるようになるが、急性肝炎は一時的なものなので、通常、数ヶ月以内に治癒してしまう。
初期症状 発熱(38度以上の高熱になることもあるが、微熱が続くこともある)、悪寒、倦怠感(特に初期に現れやすい症状のひとつで、十分に休息しても、疲れやだるさが取れず理由が分からない)、吐き気・食欲不振(料理の匂いを嗅いだだけでも吐き気を覚えるような感覚になるなど)、嘔吐、頭痛、腹痛(肝臓は腹部の右上辺りに位置するため、肝機能障害を起こすと、体の右側(右側の脇腹や背中付近)に痛みが出やすい)、喉の痛み、関節痛、下痢 …etc
中には風邪のような症状が現れた後、次のようなB型肝炎特有の症状が現れる人もいるが、このような症状が出た場合は、肝臓に何かしらのトラブルが発生している可能性が高いため、しっかりとした検査が必要!
チェック黄疸(白目の部分が黄色く濁って見える症状:肝機能が衰えたことで、これまで肝臓で処理されていたビリルビン(胆汁色素で、)が処理しきれなくなり、血液中でビリルビン濃度が高くなったことが原因と考えられている。風邪には見られない症状のため、黄疸が出た場合は肝機能障害の可能性が高い)

チェック褐色尿(血液中のビリルビン濃度が増すことによって起こる症状で、黄疸と同じく、肝炎の疑いが強い)
肝炎の症状が治まった(肝機能も正常に戻る)後は、ウイルスが体内から排除され、HBVに対する免疫ができるため、再感染することはない。
なお、急性肝炎を発症した患者の中には、稀(全体の約1~2%)に劇症肝炎を発症する人がいますが、劇症肝炎は非常に深刻な状態であり、死亡率も高くなります。
劇症肝炎とは…
初期症状は、基本的に急性肝炎と似ているが、症状が徐々に落ち着くどころか、急激に悪化し、肝臓全体が破壊され、肝不全や意識障害を起こすのが特徴。

※国内における診断基準:最初に肝炎の症状が現れてから56日(8週)以内に意識障害(肝性脳症)が現れ、かつ、肝臓が出血してからプロトロンビン(止血作用を担っている血液凝固因子)が作られるまでの時間が40%以下を示した場合に劇症肝炎と診断される。
主な症状 発症初期は風邪に似たような症状や黄疸といった急性肝炎と似たような症状が現れるが、症状が悪化すると、40℃近い高熱、猛烈な吐き気、意識障害(昏睡状態に陥ることも…)などを引き起こす。
なお、劇症肝炎を発症した患者の70~80%は死亡するケースが高いと言われているが、急性肝炎が劇症肝炎に移行してしまう仕組み(原因)については、今のところよく分かっていない。

B型肝炎の初期症状【持続感染 編】

B型肝炎ウイルス(HBV)が肝細胞に感染し、その後、体内から排除されずに6ヵ月以上に渡って住み着いてしまうようなケースを、一過性感染とは区別して〝持続感染〟と呼びますが、持続感染は〝無症候性キャリア〟と〝慢性肝炎〟に分けて考えることができます。

それぞれの特徴や症状は次のとおりです。
無症候性キャリア
持続感染者の約85~90%の患者に見られるタイプで、免疫力が未熟な出産時(いわゆる、母子感染)や幼児期の集団予防接種などを介して感染してしまうケースが多い。

無症候性キャリアとは、HBVに感染していながら肝機能に障害がみられない状態のことで、そのまま症状が進行することなく、生涯、無症候性キャリアとして天寿を全うする人もいる。

しかし、子供の成長に伴い免疫機能が発達すると、ウイルスを異物と見なして体内から排除しようと攻撃する免疫反応を起こす人も多く、その場合は肝炎を発症する(通常、10~30歳代)が、症状が現れても軽度で済んでしまうため、肝機能障害も深刻な状態にならないケースが多い(無症候性キャリアから慢性肝炎に移行する者は全体の約10~20%)。

そのため、無症候性キャリアの方は、定期的に検査を受けることが望ましい。

慢性肝炎
通常、6ヵ月以上肝炎が続いている状態(肝臓は再生能力が高く、破壊と再生が繰り返される)で、持続感染者の約10~15%を占める。

急性肝炎と同じような初期症状が現れる(稀に肝炎が短期間で急激に悪化する急性増悪を発症する人もいる)こともあるが、どちらかというと慢性肝炎は自覚症状が出にくいと言われている。

とはいえ、慢性肝炎を発症すると、肝臓にダメージが蓄積されていくため、症状が進行してしまうと、肝硬変や肝臓ガンなどの重い病気になることも…(ただし、症状がそれほど深刻な状態にならずに天寿を全うしてしまう人もいる)

そのため、慢性肝炎と診断された者は、無症候性キャリアと同様に定期的な検査を受けながら、何かしらの異常が現れた場合は、適切な治療が必要。
以上、HBVに感染した場合の特徴や初期症状について説明してきましたが、参考までに、ウイルス感染後の経過が一目で解るようにまとめた図(フローチャート)がこちらになります。
hbv-2
冒頭でも触れたように、国内でも慢性化しやすい外来種のHBV感染者が増えているようですが、ウイルス性肝炎は自覚症状が現れにくいため、本人が気付かないうちに病気が悪化しているというケースは珍しくありません。

そのため、素性の知れない不特定多数の異性と頻繁に性行為をしているような方で、なんとなく体調が優れないといった症状が出ている場合は、可能性としては低いものの、B型肝炎や他の性感染症を疑ってみる必要がありそうです。

とはいえ、この種の検査を病院で受けるのはちょっと抵抗があるという方も少なくないと思われるため、そういう場合は、自宅で他人に知られることなくこっそりと検査ができる郵送検査サービスを検討してみてはいかがでしょうか。

参考までに、B型肝炎をはじめ、クラミジアや梅毒、ヘルペスなどの性感染症のチェックができる検査キットを販売しているサービス会社を2社ほど紹介しておきます。



郵送検査キットサービス提供会社
B型肝炎のみチェックできる検査キットをはじめ、定番の性感染症検査キットを取り扱っている郵送検査キットサービス業者。さくら検査研究所は、どちらかというと費用が他社に比べて安価なのが魅力のひとつである。とはいえ、15周年を迎えた市長認可を受けた衛生検査所であり、登録衛生検査所が直接運営しているため、検査キットの発送から検査作業、結果報告まで、すべて同所が行っていることから、利用者のプライバシー管理は徹底している。 B型肝炎やC型肝炎に加え、性感染症に関する検査キットの種類が豊富な郵送検査サービス業者。B型肝炎ウイルスだけでなく、他の性感染症にも感染したかもしれないと不安を抱いている方は商品ラインナップが充実しているSTD研究所の検査キットを検討してみてほしい。ちなみに、気になる検査精度であるが、さくら検査研究所と同様、認可を受けた登録衛生検査所で行っているため、病院や保健所とほぼ同精度の検査結果が得られるとのこと。

掲載日:2017.2.1